漫画表紙の遍路道
 このページの本は漫画ではありません。いろいろな漫画家が表紙やイラストを描いている小説や読み物や解説書を集めてみました。表紙絵を楽しんでください。

画像 作品名・著者名 出版社等 コメント
イリヤ・ムウロメツ

筒井康隆

(表紙・挿絵)
手塚治虫
講談社

S60年初版
 ロシヤの英雄叙事詩です。

 手塚先生の挿絵が10ページあって、いい雰囲気の本です。挿絵10ページ中3ページはカラーです。

 「手塚治虫の遍路道」の本の帯をとって写しました。
小説
佐武と市捕物控

作・石森章太郎
文・辻真先

(表紙・口絵・挿絵)
石森章太郎
朝日ソノラマ
ヤングシリーズ

S44年2版
(S44年初版)
 箱入りのハードカバーの本です。巻末に『随想・佐武と市』と題した石森先生の文もあります。

 新古書店のレジの後ろに、あったのを「欲しい」というと、200円で売ってくれました。たしか同じ内容のソノラマ文庫版も出ていたと思います。
サイボーグ009
コンプリートブック


執筆者・多数

(表紙)
石森章太郎
メディアファクトリー

2001年2版
(2001初版)
 009の数ある解説本の中では、これが一番詳しくて楽しめると思います。まだ読んでないんですが。

 画像では分からないと思いますが、表紙絵の009の目の中に仲間のサイボーグ戦士たちがいます。
模型の時代

小松左京

(装丁)
松本零士
徳間書店

S52年新装版初版
 12の短編が収録されてます。たしか表題の『模型の時代』は、松本さんが別に漫画化もしていたと思います。

 キャラクターは描かれてなくても、松本ワールドの表紙絵ですね。
ドッキリ心理テスト

浅野八郎

(表紙)
松本零士

学研ユアコース
S49年3版
(S49年初版)
 「松本零士の遍路道」から引っ張ってきました。
 この読み物シリーズはS50年前後に30冊くらい出ていたものです。

 この本は専門サイトでたまに見ますが、古書相場は千円くらいです。
ホームズからの
挑戦状


(表紙・挿絵)
笠間しろう
学研ユアコース

S49年4版
(S48年初版)
 「遍路つれづれ草第八十八段」でも紹介した本です。

 横山まさみち・望月三起也・土山しげる、他3名の数ページの推理漫画も収録されていて面白いです。
 
ゲゲゲの鬼太郎
謎全史


村上健司
佐々木卓

(監修・表紙絵)
水木しげる
JTB

2002年初版
 水木さんが監修しているだけあって漫画のカットも豊富でいい感じの本です。JTBもなかなか粋な本を出版してくれてます。

 表紙絵はこの本のための描き下ろしです。この原画が欲しい〜。
おばけ野球チーム

水木しげる
ポプラ社文庫
’95年2版
(’95年初版)
 水木しげるのおばけ学校文庫全17巻の第1巻です。1巻〜12巻は水木さん執筆の子供向け読み物で、13巻〜17巻は漫画です。

イラストも多くて面白いです。
カラー版
幽霊画談


水木しげる
岩波新書
’94年初版
 いろんな幽霊をカラー絵つきで紹介していて、読みやすいです。同じ岩波新書から、『妖怪画談 正・続』も出ています。

 古書店の岩波新書のコーナーにあるので探しづらかったです。
日蓮

土師清二

(表紙)
さいとう・たかお
鶴書房成光社

発行年未記載
 鶴書房の歴史小説ベストセラーズ全12巻の中の1冊です。

 バックの太陽と人物とのバランスが絶妙。
吉田松陰

山田克郎

(表紙)
平田弘史
鶴書房成光社

発行年未記載
 上と同じシリーズです。

 「遍路つれづれ草第六十四段」に別の表紙絵も出しているので、興味のあるかたは見てください。
超革命的中学生集団

平井和正

(表紙・口絵・挿絵)
永井豪
ハヤカワ文庫

S50年4版
(S49年初版)
 文庫ですが、古書相場は悪くないです。↑のほうにある『小説 佐武と市捕物控』と同じヤングシリーズからオリジナルが出ていますが、びっくりするくらい高額です。
暗黒の序章
マシンガイ竜


山田正紀/永井豪

(表紙・口絵・漫画)
永井豪
角川文庫

S61年初版
 「永井豪の遍路道」で紹介した、川又千秋さんとの『魔獣大陸』ほどは漫画が多くはないですが、挿絵の概念を超えてカットを描いています。

 角川文庫のコーナーで探してください。
戦国自衛隊

半村良

(表紙・挿絵)
永井豪
ダイナミックプロ
角川文庫

S54年改版3版
(S53年初版)
 この本はよく見かけます。じっくり読みたい一品です。
悪魔の紋章

江戸川乱歩

(表紙・口絵)
高橋葉介
角川文庫

S62年17版
(S48年初版)
 高橋さんの絵は乱歩の小説のイメージに合わないように思うんですが、この表紙バージョンも人気があるようです。私・遍路は宮田雅之さんの切り絵の旧バージョンの表紙がお気に入り。
江戸川乱歩傑作選

江戸川乱歩

(表紙)
丸尾末広
新潮文庫

H10年74版
(S35年初版)
 まだ乱歩を読んだことがないという人に、1冊だけ読んでもらうなら、この本がお勧めです。9つの名作短編が収録されてます。
 表紙は3バージョンありますが、この丸尾さんの表紙バージョンがレアーです。
カムイの剣 上

矢野徹

(表紙・口絵・挿絵)
村野守美
角川文庫

S59年4版
(S59年初版)
 下巻は持ってませ〜ん。

 面白そうなので、いつか下巻もゲットして読みたい一品。
メザスヒカリノサキニ
アルモノ若しくは
パラダイス


松本大洋
フリースタイル

2003年7版
(2000年初版)
 まだ読んでないので、よく分かりませんが、2000年の黒テント第45回公演で演じられた劇です。つまり戯曲です。

 描き下ろしのイラストも多数収録されてます。
おしゃべりな訪問者

小松左京

(表紙・挿絵)
秋竜山
新潮文庫

昭和55年初版
 8つの短編が収録されてます。

 秋竜山さんの独特なイラストが楽しいです。
11ぴきのねこ

馬場のぼる
こぐま社

’92年93版
(’67年初版)
 1967年初版の息の長い絵本です。ほのぼのしてます。

 こぐま社から出ている馬場さんの絵本は、あと『11ぴきのねことあほうどり』『きつね森の山男』『アリババと40人の盗賊』を持ってますが、まだ他にも出版されてそうです。
続・釣りキチ三平の
釣れづれの記


矢口高雄
講談社

S53年初版
 矢口さんのエッセイ集です。あと正巻と続々巻が出版されてますが、レアーで入手困難です。

 昭和50年代のソフトカバーの本なので、あるとすれば一般書の100円コーナーに眠っているはずです。
吹雪の虹

光瀬龍

(表紙・イラスト)
牧美也子
集英社

’84年初版
 まだ読んでないので、どんな小説なのか分かりません。

 『赤旗』にS57年〜S58年に連載とだけ巻末にあるので、SFではない普通の小説だと思います。
シロは死なない

北方謙三

(絵)
浦沢直樹
小学館

’95年12版
(’91年初版)
 小学校低学年向けの創作童話です。

 北方さんと浦沢さんの取り合わせが妙です。絵本コーナーでゲットしましょう。
赤の怪事件

コナン・ドイル作
久米元一訳

(表紙・口絵・挿絵)
上村一夫
小学館
名探偵ホームズ全集5

’85年2版
(’84年初版)
 子供向けの小学館のホームズ全集全15巻はすべて上村さんが絵を描いてます。
 まん○らけ梅田店でこのシリーズが1冊800円でいっぱい並んでました(2004年)。絵本コーナーで、100円で見つけたらゲットしてください。
斎王夢語

萩尾望都
森田高併

(表紙・ピンナップ・挿絵
萩尾望都
新潮社

’94年発行
 「さいおうゆめがたり」と読みます。

 まだ読んでませんが、戯曲です。2冊目を見つけないので、レアーな本だと思います。
下町探偵局
PART1


半村良

(表紙)
林静一
角川文庫

S59年初版
 この表紙絵を一見して、「赤色エレジー」で有名な林静一さんの絵だとわかったかたは少ないと思います。

 アメの小梅ちゃんも林さんの絵でしたっけ。
マッド・サイエンス入門

堀晃

(表紙・挿絵)
吾妻ひでお
新潮文庫

S61年初版
 吾妻ひでおさんは、いろんな本の表紙を描いてますが、意表をついてこんな本の表紙を出してみました。

 「科学をオモチャにし倒した、驚天動地、空前絶後の爆笑超科学エッセイ」
どっちがどっち

大木圭

(表紙・挿絵)
みつはし ちかこ
秋元文庫
ファニー・シリーズ

S49年5版
(S48年初版)
 HNKの少年ドラマシリーズ(’72年)を見ていたかたがいるかもしれません。

 「双子の姉妹(夏子と冬子)のかえ玉デイト、かえ玉授業・・・の楽しいものがたり」
恐怖の都市伝説
子どもが消える!

作務和一

(表紙)
日野日出志
廣済堂文庫

H11年初版
 いわゆる“都市伝説”と呼ばれる話を集めた本です。

 「タコを産んだ少女」「少年をさらう箱の中のおじさん」「恐怖のダルマ女ショー」...こんな感じの話が続くトンデモ本だ〜。
鬼火

横溝正史

(装画)
JET
出版芸術社
ふしぎ文学館

H5年初版
 この表紙の、題名・作者名・装画・余白スペースのバランスがいい感じであります。

 JETさんは角川スニーカー文庫の横溝作品もすべて表紙を描いてます。横溝作品自体もたくさん漫画化しているので、読んでみてください。
冬物語

タニス・リー

(表紙)
坂口尚
ハヤカワ文庫

S57年初版
 「80年代女流ファンタジストの旗手タニス・リーの傑作中篇集」とありますが、中身のほうは読んでません。

 表紙を一目見て、坂口尚さんの絵だとわかった自分をほめたい。
女拓物語
(ぽるのどいっこう4)

清水一行

(表紙)
上村一夫
ケイブンシャ文庫

S60年初版
 ケイブンシャ文庫から出ていた、清水一行さんの「ぽるのどいっこうシリーズ」です。本編11冊中、第7巻まで上村さんが表紙を描いています。
 活字文庫の清水一行さんのところを探しましょう。
赤線物語
(ぽるのどいっこう番外編)

清水一行

(表紙)
滝田ゆう
ケイブンシャ文庫

S63年初版
 ぽるのどいっこう番外編の「赤線物語」は滝田さんが表紙を描いていました。

 特徴のある絵なので一目で滝田さんが描いたとわかりますね。
ブロンズの男

ケネス・ロブスン

(表紙・口絵・挿絵)
バロン吉元
ハヤカワ文庫SF

S50年初版
 画像では良く分からないと思いますが、バロンさんの絵です。

 表紙の左上に「ドッグ・サヴェッジ」とあります。これはこのシリーズの主人公(正義を守る超人)の名前です。
未踏惑星キー・ラーゴ

梶尾真治

(表紙)
手塚治虫
新潮文庫

S61年初版
 一見して手塚先生の絵だとは分かりづらいですが、右上の変な動物の目の感じで何となく分かります。
 表紙絵が手塚先生、解説を小松左京さんが書かれているという、なんとも贅沢な文庫です。
宇宙巨艦フリーダム

原作・石森章太郎
文・吉津實

(表紙・挿絵)
石森章太郎
ソノラマ文庫

S53年初版
 この年代の初期ソノラマ文庫もなかなかにレアーです。

 ソノラマ文庫の中で一番欲しい、香山滋さんの「海底牢獄」が岡山の某古書店で2500円で売られていてビックリしました。
相対論的宇宙論

佐藤文隆
松田卓也

(表紙・挿絵)
松本零士
講談社
ブルーバックス

S56年21版
(S49年初版)
 これは一見してだれが表紙絵を描いたのかわからない感じの地味な本です。

 この講談社ブルーバックスのシリーズは、どの古書店でもよく見かけます。そんな中で、この本だけ松本さんの挿絵が楽しめます。
宇宙兵ブルース

ハリイ・ハリスン

(表紙・口絵・挿絵)
藤子不二雄
ハヤカワ文庫

S52年初版
 千葉のおいちゃんからのプレゼントです。

 同じハヤカワSF文庫で、「ジェイムスン教授シリーズ全4巻」も藤子さんが表紙を描いてます。
銀河盗賊
ビリイ・アレグロ

都筑道夫

(表紙)
大友克洋
集英社文庫

S58年初版
 この文庫のオリジナル版は’81年に奇想天外社から出ています。これと同じ表紙絵なので、オリジナル版をゲットしたいとこです。
 
おかしな侍たち

神坂次郎

(表紙)
ジョージ秋山
河出文庫

S60年初版
 「英雄偉人たちの陰で歴史に埋もれて行った無名の侍たち・・・ベストセラー『元禄御畳奉行の日記』の著者が、実際の資料をもとにユーモラスに描く異色の歴史小説集!」

一目でジョージさんの絵だとわかります。
 
娘に語る
お父さんの戦記

水木しげる
河出文庫

S57年初版
 兵隊姿の水木さんの頭にいる、鬼太郎のオヤジがユーモラスです。

この河出文庫版もレアーですが、「あとがき」の日付が1975年となってるので、この年に出たであろうオリジナルが欲しいとこです。
巨人伝説 全3巻

笠井潔

(表紙・挿絵)
永井豪
徳間文庫

’88年初版
’89年初版
 作者が「あとがき」で、この小説は永井豪さんの『バイオレンスジャック』に影響されて書いたと言っています。
 『魔界水滸伝』(栗本薫)や『凄ノ王伝説』(永井泰宇)も豪さんが表紙を描いてますが、集めるには巻数が多すぎます。
地獄森のアトラク屋

紙谷通人

(表紙・口絵・挿絵)
藤田和日郎
桜桃書房
エクリプスノベル
シリーズ

’93年初版
 「うしおととら」で有名な藤田和日郎さんが絵を描いてます。最近、かずひろ、と読むと知りました。
 実は、これはシリーズの2巻目で、「ヤロフのアトラク屋」という第1巻があります。
 画像の本は、お世話になってる「千葉のおいちゃん」にプレゼントしました。
幽霊屋敷の魔火

樋口明雄

(表紙・挿絵)
伊藤潤二
朝日ソノラマ
ソノラマ文庫

’97年初版
 近年の白い背表紙のソノラマ文庫の中にある、伊藤潤二さんの表紙絵の本がこれ。

 作家の遍路道には、まだ伊藤潤二さんの本は1冊も出してませんが、今、一押しの恐怖漫画を描く人です。
戸隠伝説

半村良

(表紙・挿絵)
花輪和一
講談社

S52年初版
 画像の表表紙から背表紙、裏表紙にかけての1枚絵の表紙となってます。

 挿絵も雰囲気があって素晴らしいので、漫画化して欲しくなりました。
邪神世界

半村良

(表紙・挿絵)
花輪和一
講談社

S52年2版
 上と同じく、花輪さんの1枚絵の表紙に味わいがあります。

  年数は経ってますが、ソフトカバーの本なので、あれば安価で買えると思います。
魏志倭神伝 全3巻

永井泰宇

(表紙)永井豪
(挿絵)花輪和一
講談社ノベルス

’94年〜’95年初版
 表紙は3冊とも永井豪さんが描いていて、1巻と2巻の挿絵は花輪さんが描いているという本です。

 表紙絵と挿絵の取り合わせの妙が楽しめます。表紙画像は教育的配慮で自粛したい。
マンガ研究生

武田武彦

(表紙・挿絵)
ささやななえ
ソノラマ文庫

S52年初版
 初期のソノラマ文庫の中には、レアーでいい感じの本がわりとあります。

 この本を見つけて驚いたのは、背表紙の色が他のソノラマ文庫と違ってピンク色でした。
八月の金貨

山中恒

(表紙・挿絵)
松本大洋
あかね書房

’93年4版
(’92年初版)
 児童書です。8月のお盆あたりの夏休みに、童心に返って読むのも一興でしょう。

 背表紙にも松本さんが描く少年の絵があります。児童書コーナーで見つけましょう。
ぼくはエイリアン

田中光二

(表紙)
永井豪
徳間文庫

’82年初版
 SF作家である田中光二さんのエッセイ集です。

永井さんは人の本の表紙絵も一杯描いてますが、こんな感じのギャグ漫画風の表紙絵は珍しいです。