乱歩原作漫画の遍路道
 この遍路道には、江戸川乱歩さんの小説を漫画化した作品を集めてみました。乱歩さんの小説をうまく漫画で表現するのはとても難しいと思います。乱歩のイメージに合う漫画を探しましょう。

画像 作品名 出版社等 コメント
地獄の道化師 主婦の友社
TOMOコミックス

昭和53年初版
 一番のお気に入りは、「その他の作家の遍路道@」でも出している、関谷ひさしさんのこの本です。
 
 同じTOMOコミックスの中の乱歩原作としては、北竜一朗さんという人の『黄金仮面』がありますが、未入手です。 
怪人二十面相

全2巻
中央公論社
FFランド

’98年初版
 乱歩原作漫画と銘打つページを作ったからには、はやく藤子不二雄先生のこれを出したかった。

 Aランドは手に入れる機会が何度かあったんですが、やはりこっちをゲットするのを待ってました。5つの話が2冊に凝縮されてます。もともとは付録漫画なのでそうなりますね。
少年探偵団 全3巻 小学館

@’97年初版
A’98年初版
B’99年初版
 山田貴敏さんが描く少年探偵団のシリーズです。
@怪人二十面相の巻・大金塊の巻
A大暗室の巻・妖怪博士の巻
B呪いの指紋の巻

 ネタばれになるので詳しくは書きませんが、ここに出てくる二十面相は、普通じゃない、凄すぎます。
少年探偵団
怪人二十面相
竹書房
BAMBOO COMICS

2009年初版
 田中顕作画。

 時代考証はよく調べられていてOKですが・・・。

明智探偵と小林少年がBLするのは、ちょっとやめてくれ〜。
陰獣 小池書院

’99年初版
 バロン吉元作画。

 この本は、ぜひ帯付きをゲットしてください。この帯は表紙絵の一部です。

 バロンさんが乱歩の世界をうまく表現しています。
陰獣・人でなしの恋 講談社コミックス
コミックノベルス・8

’84年初版
 古賀新一さんの絵と乱歩は、合いそうだと思って読みましたが、個人的にどうしても、「エコエコアザラク」を連想してしまって、何かイメージと違いました。でも、読みやすくて面白かったです。
 これとはバージョン違いの表紙もあります。
白髪鬼 角川ホラー文庫

平成12年初版
 これには、横山光輝『白髪鬼』、桑田次郎『地獄風景』、古賀新一『陰獣』の3作が収録されています。3作品とも乱歩原作の、お得な傑作コミックアンソロジーです。

 遍路お勧め本。
大魔境 サンコミックス

昭和55年初版
 上↑の「白髪鬼」に収録されている桑田次郎さんの『地獄風景』が、最初に収録された単行本がこの本だと思います。サンコミ桑田次郎名作選全7巻の第5巻です。『大魔境』『地獄風景』『人外魔境』が収録されてます。

 乱歩原作『地獄風景』、週刊少年キング昭和45年21号〜24号連載。
黒とかげ 講談社
なかよしKC

昭和60年34版
(昭和50年初版)
 横溝正史さんの小説を漫画化していた高階良子さんは乱歩作品も描いてます。
 
 原作では、『黒蜥蜴』と、漢字になってます。
血とばらの悪魔 講談社
なかよしKC

昭和57年29版
(昭和50年初版)
 同じく、高階良子さんです。原作は名作『パノラマ島奇談』です。

2005年の岡山・広島お泊りオフ会の探索でゲットしてきた本です。上の「黒とかげ」もそうですが、初版が欲しいなぁ〜。
 
ドクターGの島 講談社
なかよしKC

昭和53年初版
 この本を忘れてはいけない。高階さんの3冊目です。原作の題名は『孤島の鬼』です。

 設定から考えて、この作品だけは絶対に復刻は出来ないだろうと思っていたら、最近(2005年)復刻されて驚きました。
 
黒蜥蜴 朝日ソノラマ

平成14年初版
 JETさんの描く『黒蜥蜴』がこれです。 
 巻末に収録されている『人でなしの恋』のほうが雰囲気があります。ラストページが怖すぎです。
 
黒蜥蜴 ぶんか社

2008年初版
 コンビニ本もバカにできません。
 
 ここには森園みるくさんの『黒蜥蜴』他いろんな人がいろんな乱歩短編を漫画化しているのが収録されてます。


 
パノラマ島奇談 蒼馬社コミックス

’99年初版
 遍路つれづれ草(第百十三段)でも取り上げた、長田ノオトさんの『パノラマ島奇談』です。 
 
 この本のポイントは原作の筋を一ひねりしていて、「あっ、その手があったのか。なかなか考えてるじゃないか」と思うことです。
パノラマ島綺譚 エンターブレイン

2008年初版
 いつかは描いてくれるだろうと予想してた丸尾末広さんです。ズバリ、乱歩の世界が、うまく漫画化されてます。

 2009年、第13回手塚治虫文化賞の新生賞を受賞したのもうなずけます。
 
屋根裏の散歩者 秋田書店

平成6年初版
 も一つ、長田ノオトさんの『屋根裏の散歩者』です。 
 
 これは原作を大きく逸脱しています。ずばり、アブノーマルな世界が展開されていって、とんでもない世界が・・・。でも楽しめます。
名作アニメシリーズ

屋根裏の散歩者
新潮文庫

昭和62年初版
 これは1986年にテレビで放映された「青春アニメ全集」のフィルムコミックです。キャラクターデザインが石森先生です。
 『屋根裏の散歩者』と『心理試験』が収録されてます。2作とも原作に忠実で安心して読むことが出来ます。 
押絵と旅する男 蒼馬社
蒼コミックス

’98年初版
 長田ノオトさん11の短編が収録されている中で、表題の『押絵と旅する男』だけが乱歩原作です。

 『押絵と旅する男』を読んだあとは、さっと読み流そう。 
まんが グリム童話

江戸川乱歩編
ぶんか社

2005年初版
 ここには『黒蜥蜴』魔木子、『人でなしの恋』坂東いるか、『D坂の殺人事件』『妻に失恋した男』花小路ゆみ、『屋根裏の散歩者』『鏡地獄』比古地朔弥、が収録されてます。

 原作と読み比べると面白いです。 
池上遼一
近代日本文学名作選
小学館
ビッグコミックス
スペシャル

’98年3版
(’97年初版)
 池上遼一さんが描く『お勢登場』が収録されてます。あとは乱歩原作ではなく、芥川龍之介『地獄変』、菊池寛『藤十郎の恋』、山本周五郎『松風の門』、泉鏡花『天守物語』です。

 やはり池上さんは絵がうまいと思います。遍路お勧め本。 
環妖の系譜 ブロンズ社

真崎守選集13

昭和53年初版
 この真崎守選集13(全20巻)に収録されている10の短編の中にある『巡礼萬華鏡』は乱歩の『鏡地獄』が原作です。『炎の軌跡』が横溝正史の『鬼火』が原作、『初夏のカルテ』が山田風太郎の『虚像淫楽』が原作となっているお得な一品です。

 ヤフオクで千円で買いました。
 
江戸川乱歩
怪奇短編集

赤い部屋
集英社
ヤングジャンプ
コミックス
BJ

2008年初版
 この東元(あずまげん)さんという人は知りませんでした。
 ここには『百面相役者』『双子児』『人間椅子』『鏡地獄』『人でなしの恋』『赤い部屋』が収録されてます。原作とは異なる結末が楽しめます。

 新刊書店で買いました。